おげるるはに

徒然なるままに

英会話学校に通う意味について

私は英会話学校のGabaに通っています。一昨日、100レッスン目を受講したので、この節目に私の経験から英会話学校に通う意味について考えてみたいと思います。英語を勉強している、したいと考えている方は一つの意見としてご覧ください。

 

 

 

 

 

Gabaについて

まずは私が通っているGabaについてご紹介します。Gabaはマンツーマンのレッスン専門の英会話教室で首都圏を中心に展開しています。1レッスンは40分です。

 

受講形態・コース

Gabaは教室での対面レッスンのほか、オンラインでのレッスンも提供しています。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて今年から導入されました。先生は教室からレッスンを行い、生徒は家など好きな場所から受講できます。またレッスンは毎週何曜日の何時からというようには決まっておらず、自分の都合に合わせて予約を入れます。

 

Gabaには大きく分けてビジネス英会話と日常英会話の二つのコースがあります。使うテキストが違うだけです。ビジネスだろうが日常だろうが同じ英語には変わりありません。ただ、それぞれのシチュエーションに特化したテキストを提供しているのです。私は、ビジネス英会話を受講しています。

 

レベルについて

Gabaはビジネス・日常共に1~10でレベル設定されており、それぞれのレベルで使うテキストは異なります。1から数が増えるにつれ、レベルが上がっていきます。この10段階の前にStarterという完全初心者向けのレベルも用意されています。Gabaに入会する際に、講師と英会話を通した自分のレベル確認を行い、そのレベルからスタートします。自分でレベルを選ぶことはできません。ネイティブスピーカーがしっかりチェックします。私は入会時はレベル5(身近な話題では問題なく意思を伝えられる)でした。現在はレベル確認のテストを経てレベル6(海外で短期間の滞在が可能)にいます。私の会話力としては、日常会話は問題なくスムーズにできます。ただ、激しいディスカッションとなるとついていけません。

 

一応私の経験等についてですが、留学経験はありません。ずっと日本で育ちました。小中高大と受動的に英語を学んだだけです。TOEICは810点が最新のスコアです。典型的な日本人だと頭に入れたうえで参考にしてください。

 

なぜGabaを選んだのか

他の学校と徹底的に比較して選んだわけではありません。マンツーマンレッスンであることと、朝早くからやっていること、職場に近いという3つの条件にマッチしたのがGabaしかなかったので選びました。他の学校の体験レッスンすら受けていないので、他と比べてどうこうとは言えません(笑)。グループレッスンのほうが安いのですが、他の生徒がいるとその分自分が話す時間が減り、効率が悪いのでマンツーマンにきめました。私は週2回平日に、仕事が始まる前に受講しています。

 

総受講時間

冒頭で100回レッスンを受けたと書きました。1回のレッスンが40分なので、4,000分受講したことになります。ただ、マンツーマンでの会話なので単純計算でその半分の2,000分が私が実際に英語を話した時間になります。

 

英会話学校に通う意味

では、100回レッスンを受けた経験から英会話学校に通う意味について考えてみたいと思います。

 

メリット

英会話学校に通うメリットそれは、「外国人と英語を話す機会を確保できる」ということに尽きます。日本に暮らしているとどうしても英語話者と話す機会は限られます。その機会をお金を払うことで確実に得ることのできるのが英会話学校なのです。英語を話す機会があれば、英語を勉強するというモチベーションも継続することができます。

 

意味のある受講の仕方

ただ英会話学校に通えばいいかといえば、当然違います。世にはたくさんの英会話学校が溢れているのに、英語の話せる日本人の数はそんなに増えていないと思います。ただレッスンを受けるだけでは大きく伸びることはないでしょう。レッスンのための予習・復習に加え、授業以外でどこまで英語を勉強できるかが非常に重要になります。これが日本で英会話学校に通う上でのカギとなります。日常生活では圧倒的に日本語を話す機会の方が多いので、英語脳を維持するためにもレッスン以外の勉強をすることが必須なのです。私がやっている英語の勉強については、いずれまとめてみようと思います。

 

通うに値するレベル

英会話学校に通う=英語ができるようになる」ではありません。英語を話すにはある程度の英語の知識が必要です。極端な話、英単語を全く知らない人が英会話という実践に突入するのは、武器を持たずに敵地に突撃するようなものです。ある程度英語ができる状態で英会話学校に通った方が伸びも早いと思います。この場合の英語ができるというのは、TOEICセンター試験等である程度の高得点をとったことがあることを指します。話す機会がなかったとしても、英語の組み立て方の基礎を分かっていることが話す上で非常に重要になるからです。英文法の基礎をある程度マスターしたうえで、瞬間英作文で思ったことを言うトレーニングをして英会話学校に通う方が効率的だと私は考えます。

 

個人的な考えですが、センター試験TOEICでもあまり得点できない人が英会話学校に通っても、英会話学校の養分になるだけです。もちろん、英語の基礎を固めつつ英会話をしていけば伸びないということはありませが、非常に時間もお金もかかります。学校で相談しても、受けない方がいいですよとはならないので、入会前にしっかりと考えた方がいい問題です。

 

日本の英語教育は役に立たないと世間的にはよく言われています。確かに、中高大と10年近く英語を勉強していてもしっかりと英語を話せる人はそのうちの半分もいないでしょう。結果だけ見ればそうです。ただし、これは仕方ないと思います。何故なら、日本国内にいる限り英語を話さなくてはいけないという状況は極めて少ないからです。学生のうちに英語を話せないと食い扶持を失うとかそういう状況に日本はまだありません。必要に駆られなければ中々、言語習得は難しくなります。努力するモチベーションがありませんからね。だからこそ、小中高で英文法を徹底的に学ぶ今のスタイルは割と合理的だと私は考えます。

 

実際、私は中高大と英語を話す機会も碌になく、社会人になってから必要に駆られて勉強していますが、英文法の基礎がなければ今のレベルにすんなりと到達していなかったでしょう。予習にも余計な調べる時間も増え、非常に非効率的になっていたことでしょう。忙しい社会人であれば、そんなことしている時間はとてもありません。

 

また、英語を中高大と学んだのに話せないという人で、本当に英語を学んだという人はどれだけいるでしょうか?学校のテストやセンター試験TOEIC等で高得点も出せない人がそのような主張をしても説得力はありません。

 

では英語圏で子供がそんな文法を考えながら英語を学んでいる訳はないという指摘もありますが、我々は日本人です。既に頭の中に日本語の文法が定着しきっている状態で、異文化の言語をすんなり受け入れて理解できることができればそれは天才です。日本で育ってきた以上、英語を話せるようになりたければ、ある程度の英文法の知識が必要になるのです。

 

通わないという選択

英会話学校に通わないという選択をしたときにどうするか。今まで申し上げた通り、英文法の基礎を早期に固める勉強をするべきです。

 

後は英語圏に留学も考えられます。英語を使わなければ生きていけない状況に無理やり身を投じれば嫌でも話せるようにはなるでしょう。ただし、これもそう簡単な話ではないみたいです。ある程度の日常会話はできるようになるみたいですが、ビジネスなどのフォーマルな場面できちんと話したときに、文法がぐちゃぐちゃで酷いことになったりするみたいです。大学時代、私の周りにも留学した学生がたくさんいましたが、英語をマスターできずに帰ってきた人もチラホラいました。留学は英語マスターを保証する魔法ではないのです。

 

まとめ

英会話学校に通った方がいいのか、それは「現在の英語力による」というのが私の意見です。時間もお金も無限にある人は置いといて、限られた時間、お金の中で効率的に英語を話せるようになるには、英文法等の基礎が非常に重要です。私もネイティブ並みに話せる訳ではないので偉そうなことは言えませんが、自分のレベルにあった適切な勉強法を選択していくのが大切となります。日本で英語を学ぶのはタフです。ただ、現代は英会話学校や教材、オンライン英会話も充実しています。明治時代に英語を学んで、世界と戦った先人からすればかなりイージーな状況にあります。話せるようになるのは結局自分次第なので、お互い一生懸命頑張りましょう。