Periodの意味-サウスパーク・ワクチンスペシャルから学ぶ英語・文化②
引き続きサウスパーク・ワクチンスペシャルに出てくる英語表現や笑いどころについてまとめていきます。前回の記事も見ていただけますと嬉しいです。
Period
periodと言えば、英語の文章の最後につく点を一番に思い出すのではないでしょうか。もしくは、「期間」ですね。このエピソードではこれらとは違う2つの意味で使われています。見てみましょう。
まずはこのシーン。失われつつあるbroship(友情)を取り戻すべくカートマンとケニーはネルソン先生にイタズラを仕掛けます。そのイタズラとは、ケチャップを先生の椅子に塗りたくるものです。椅子に座った先生のお尻は真っ赤になりますよね。それを生理に見立てようとするとんでもないイタズラです。その日のランチはハンバーガーで、カートマン、ケニーは食堂からケチャップを盗み出し、先生の椅子にセット。見事?イタズラを成功させます。
それを見たカートマンは…
…最低です。
「Teacher had her period !」(先生は生理だ!!)
とスマホで写真を撮ります。
これは辞書を引かなくてもストーリーで推測できますが、periodには「生理」という意味もあります。「期間・周期」という意味を持つ単語であるので納得できますね。
コロナに感染するリスクと戦いながらも生徒に教えている先生は、このイタズラに当然激怒し、学校を去ります。
それでは、もう一つのperiodの意味を見てみましょう。このシーンから飛びます。
学校を去り家でため息をつくネルソン先生。先生に学校に戻ってきてほしいカートマン達は、ウォルグリーンよりワクチン奪取に成功。カートマンは、ワクチンがあるので学校に戻ってくるようネルソン先生に電話をかけます。イタズラについて釈明し、次の日の朝に学校の先生全員分のワクチンを持ってくるという約束をします。問題なのはその電話を切る間際のカートマンのセリフ。
「Hey, we will be there. Period.」(じゃあ明日おいら達学校にいくから。以上!)
会話や文の終わりにPeriod.と使う場合、「もうこの話は終わり、以上」といった意味になります。別におかしくない表現ですが、先生に生理(period)イタズラをしてからのこの電話なのでかなり悪質ですね。さすがカートマンといったところです。電話の後はカイルに咎められます。
このエピソードではperiodの2つの意味について新たに学ぶことができました。それぞれの言葉自体は日常でも使うことはあると思います。
Period・・・①生理、②もうこの話は終わり、以上